naka-maの心言・2

http://naka-ma.tea-nifty.com/butubutu/ 「naka-maの心言」続編です

木星2010年6月4日

今シーズン初めて、木星を見た。
南赤道帯がほとんど消えてしまっている。周期的にこのような現象が起きるが、このダイナミックな変化は本当の原因は何なのか、何せ大きさが地球の10倍もある天体の気流が数ヶ月で急変するのだからすごいエネルギーだ。

もう夏至が近いので、日の出前とはいえ午前3時はきつい。5月のさわやかな天候がまだ続いて、気流も安定していた。しかし、まだ木星は高度は低く地平からの揺らぎが大きい。


木星
撮影日: 2010年6月4日
撮影時刻: 3時17分
露出時間: 動画約30秒(30フレーム/秒)
撮影場所: 横浜市
望遠鏡: タカハシCN212(カセグレン焦点)
カメラ: ニコンP4、MOV、デジタルズームx1.2、ニコン アイピースNAV-7SW
画像処理:コンポジット(約900枚コンポジット)、ガンマ補正、画像復元
シーイング 6/10、透明度 4/5

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ところで、家族のビデオとしてハイビジョンカメラを購入したので、試しに土星木星を撮影してみた。ビデオはソニーハンディカムCX170で、裏面照射型CMOSである。
画面で見ると大変きれいに映っており、これはすごい、と期待したのだが、実際に画像処理をしてみるとエッジばかり際立っていて、肝心の模様がほとんど消されている。いわゆる「ノイズをなめる」処理をされている。従って、画像復元に掛けても模様が浮かび上がらずのっぺりしたままだ。
デジカメもその傾向が強くなって来ており、今後の機種選びが難しくなった。

参考に土星木星のCX170による画像をはっておく。

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