”奇跡”の星
2011年、どんな年になるでしょうか。
皆さんのご健勝を祈念します。
さて、筆者は年末の七転八倒がなんとか治まり、4kgの減量になりました;)。
2010年は筆者にとって、仕事上でいろいろ記念すべき年になりました。また子供の高校合格などがんばった結果の出た年でもありました。
しかし、どうしても気になっていたことが一つ、それは、カノープスが見えたとブログで発表したのにそれが誤認だった、ということです。どーでもいいことかもしれませんが(笑)。
そこで考えたことは、昔、年越しで星を見た時に見えたカノープスでした。初心に帰り、年越し時にカノープスを見て新年を迎えたいと思ったのです。
しかし、当家は緩やかな北斜面、前回撮った写真から割り出すと、ほとんど遠くの景色の空との境目にカノープス南中高度約2度がくることになります。外は寒いです。紅白で「いきものがかり」の歌を聴きたいです(笑)。体調も快復していない状態で外にいるのは無理ということで、カメラの自動撮影に頼ることにしました。
ですが、固定撮影で星が流れると、暗く写り、意外に光が反射した電線や飛行機の軌跡などと区別がつきにくいことがわかっていたので、今回は自作ポータブル赤道儀によって自動追尾をしながら30秒露出を繰り返す作戦です。結果的にこれが功を奏しました。
撮影した写真はこんな感じです。
この日は南低空まで良く晴れていましたが、実は北側から雲が流れて来て、オリオン座までかかっていました。景色の方が傾いて、流れているのは、自動追尾しているからです。
さあ、果たして当家テラスからカノープスは見えますでしょうか?
2010年12月31日 23時25分
ニコンD300 AF-S EDニッコール70−300(70mm)
ISO400 F4.5(開放) 30秒
低空のカノープス位置を切り出した写真です。
カノープスの位置を固定していますので、景色が左へ動いているように見えますが、実際には星が右(西)へ移動します。(本当のところは景色が動く、つまり地球が自転しているので、この写真の動きで正解とも言えますね)
23時21分30秒
23時22分00秒
23時22分30秒
23時23分00秒
23時23分30秒
23時24分00秒
23時24分30秒
23時25分00秒
23時25分30秒
23時26分00秒
23時26分30秒
23時27分00秒
23時27分30秒
23時28分00秒
23時28分30秒
23時29分00秒
23時29分30秒
23時30分00秒
遠くの林すれすれに見えている明るい星がカノープスです。葉の茂っている林では見えなかったでしょう。この家からはわずか10分しか見えないということです。当家ではまさしく”奇跡”の星、カノープスです。;)
なぜ、カノープスが横浜からこんなに低く、短い時間しか見えないのでしょうか。では北側の星はどう見えるのでしょうか。それは、、、ぜひお子さんと考えてみてください。
今年は良い年になりますように。
(1月8日追記)
実際に目で見ないといけないだろうということで、家族で見ました。
写真は三脚に固定し、数枚を合成したものです。
本当に遠くの公園の茂みぎりぎりのところを通過して行きました。
ピクセル等倍で切り出しました。