カノープスを見たくなって、葉山御用邸のある一色海岸の三ヶ岡駐車場にいきました。
カノープスは以前このブログでも触れましたが、りゅうこつ座のα星で全天で2番目に明るい星です。日本、関東からは南中しても2度程度と低く、見えたら寿命が伸びるとされています。筆者の自宅からかろうじて見える「奇跡の星」です。
一色海岸は西向きの海岸ですが、この駐車場は南方向が見通せてカノープスはちょうど長者ヶ崎の上に見えるはずです。そこで初めて行ってみることにしました。
この日は少し冬型が弱まって、雲が出て低空が靄っていたので、目ではカノープスをはっきり見ることができませんでした。ですが写真にはしっかり写っていました。
水平線に近いところの円弧がカノープスです。20時45分から21時50分までの約1時間、11秒間隔で10秒露光しました。
初めのうちは雲が出てしまい、カノープスの軌跡も途切れています。
雲の無いコマだけを「比較明」でコンポジット。
「Sequator」で星を点像にコンポジットしましたが、肝心のカノープスは霞んで赤く暗くなって見えます。どこだかわかりますか。
同じ「Sequator」で「軌跡」を表現しました。
以上がNikon Z6+NIKKOR Z 14-30f/4の14mm、F4、10秒、ISO1000で撮影したものです。
Nikon Zfc+NIKKOR Z 24-70f/4の24mm(36mm相当)F4、10秒で撮影すると、望遠のように見えますが、暗い星も写ってきます。カノープスが暗い。もうちょっと霞んでいない時に撮影してみたいです。
あまりよく見えなかったので気が乗りませんが動画も置いておきます。