海外サイトの画像を見るとレナード彗星の尾が数十度に達し、しかもうねうね曲がっているというので、条件の悪い横浜(ただ薄明時なので街明かりはあまり影響なし)でどう映るのか試してみたくて、昨日より雲が無い28日にも撮影して見ました。
言い訳すると、18時ごろ出かける必要があったので、まだ17時ごろ彗星の見えない明るいうちにアプリ「StarsPhoto」を使い、さらに赤道儀の自動導入をアライメントできずに使って、暗くなるころにスタートするようセットして自動撮影しました。構図が下に寄ってしまったのを見てがっかりしましたが、雲はなく枚数は稼げました。ただ住宅地の中なので南西のお宅の屋根があって沈むのが早いです。
2021年12月28日 17時49-53分
NikonD810A+D82mm500mm望遠鏡
10秒x25枚、ISO1600 Skywatcher AZ-EQ6GT赤道儀ノータッチガイド
下の彗星部分をトリミング、コントラストを上げ、セルフフラットで夕闇のかぶりを減らして見ました。
核、コマから複雑に尾が出て、さらに左にかけて湾曲しているのがわかります。
モノクロ反転すると尾の構造が分かりやすくなります。
水平線、地平線に沈むまで撮影できればもっと炙り出せるでしょうが、日没時南西の空低くしか見えない日本でそこまで頑張っても条件の良い南半球には敵わないだろう、と思うことにします。