このところ暖かいのは良いものの天候が安定せず、いまいち望遠鏡を出す気がしなかったのですが、火星が接近(衝)したので遅ればせながら撮影しました。
急に寒くなって冬型の気圧配置になり、案の定シーイングは悪くピントも合わないのですが大きくなった火星が見えました。夜露が多く降りているので気温が急激に低下している状況で、補正板をドライヤーで温めました。鏡筒が放熱して内部の空気が対流を起こしていることもあるのでそれによるシーイングの悪化の影響もあるかもしれません。
眼視に近いRGBと模様が強調されたR+RGBを並べて掲載します。
いずれにせよ惑星撮影のシーズンはこれで終了です。
結局撮影の自動化はできずじまいでしたから惑星撮影システムも再構築していきたいと思います。
2022年12月3日 横浜市戸塚区
シーイング2/10、透明度3/5
望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、Skywatcher AZ-EQ6GT赤道儀
カメラ:ZWOASI290MM(L、R、G、B)、ニコンEiC16=F34
火星
(G、B各)露出10msec、ゲイン380、30秒約3000枚>30%約900枚、x2セットディローテーション
(R)露出10msec、ゲイン360、30秒約3000枚>30%約900枚、x4セットディローテーション
AutoStakkert_3.0.14(Win)スタック時にDrizzle1.5xを使用(画面表示サイズは0.5倍、拡大表示サイズは1.5倍)
22時23.8分(JST)
RGB
R+RGB
22時58.5分(JST)
RGB
R+RGB