4月6日、近所の桜は葉桜になってしまいました。気象庁観測史上最も早い3月中旬に開花しすぐに満開になった桜は2週間以上長持ちしました。名残惜しいので桜の写真を展示します。
横浜環状4号線はもう長く工事してきた道路ですが、戸塚区原宿交差点を抜けて相鉄いずみ野線ゆめが丘駅を通って、横浜市瀬谷区に入るとその先広場の中を約3キロ一直線に進みます。ここは通称「海軍道路」というかつての日本海軍の施設があったところです。この道路は滑走路に転用することも考えられて一直線に作られ、並行して神中鉄道(現・相模鉄道)の貨物引き込み線があったということです。戦後は米海軍に接収されていましたが2015年に返還されました。
この道路両脇には300本程の桜があります。植えられたのは1975年ごろと1982年ごろですから40年以上経ちます。
3月25日は寒い雨の降る日でしたが、車で出かけました。走行中に車内から撮影。
せっかく満開なので、2日後もう一度撮影に行きました。
ショッピングセンターを抜けて環状4号線に出ます。
道路表示も「海軍道路」です。環状4号線は後からつけた名前ですがこちらが正式名称です。
1.5キロほど環状4号線を進むと広場に出て桜並木も本番です。
米海軍から返還後は国有地です。大規模テーマパークの構想があったのですが、新型コロナもあって棚上げ状態です。
昔の記憶ではもっと桜が覆い被さっていましたが、大きく剪定されています。
道幅拡張と桜の倒木が危険なため横浜市の計画では伐採される予定です。土地利用計画も頓挫(テーマパークというと横浜ドリームランドの二の舞になるようで嫌ですね)したようなのでどうなるかわかりませんが、倒木の危険性を優先して伐採するようで反対運動もあるようです。
桜の幹を見ると大部老木に見えます。樹齢40年ならそれほどではないはずですが剪定以外手入れがされていないのが明らかで、倒木の危険性もわかります。鶴岡八幡宮段葛のように思い切って新たに桜を植樹することも考えてみても良いのではないでしょうか。