naka-maの心言・2

http://naka-ma.tea-nifty.com/butubutu/ 「naka-maの心言」続編です

木星20080627

梅雨時の晴天は貴重ですが、今年の梅雨は特に「五月晴れ」(本来の意味では今の時期の晴れのこと)にふさわしい晴天が、梅雨空の合間にたびたび見られます。
こういうときの気流は安定して、シーイングが期待できるのです。
ですが、薄雲がすぐにかかってきて透明度が悪くなると、画像のS/Nが落ちて、コンポジット効果が悪くなります。
昨日の夜はそんな感じで、途中から雲が出てしまい、シーイングの割に映りは良くありません。

一方、今シーズンの撮影チャレンジテーマとして、拡大率を大きくとり、解像感を上げる画像処理の会得をあげているので、より光量が欲しいところ。それでもこの拡大率にメリットがあるのではないかと感じています。

追記
AstroArtsの「木星ギャラリー」をご覧頂いていない皆様、同じ時間帯の木星の写真「ふっきい」氏の作品を是非ご覧下さい。筆者と同じコリメート撮影で、素晴らしい解像度です。今まで、工業用白黒カメラでLRGB撮影した素晴らしい作品を見てきまして、なんとか「デジスコ」でそれに迫る写真を撮ろうと思っていましたが、今回の写真を見て、それが可能であると確信しました。でも、前途は多難なようですが、楽しみができましたよ。

木星
撮影日: 2008年6月27日、28日
撮影時刻: 22時53分、2時00分、2時24分
露出時間: 動画約30秒(30フレーム/秒)
撮影場所: 横浜市
望遠鏡: タカハシCN212(カセグレン焦点)
カメラ: ニコンP4、MOV、デジタルズームx2、ニコン フィールド接眼レンズ DS60(約7mm)
画像処理:コンポジット(約900枚コンポジット)、ガンマ補正、画像復元
シーイング 4/10、透明度 3-1/5


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追加画像
画像復元と強調処理を強くしてみました。決して良くはありませんが、変わるものです。

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