このところやっと夜が涼しく感じられるようになりましたが、それでも25度の熱帯夜だったりします。昨晩は気温は高かったものの風が強くて体感は低かったです。予報では数日後の雨のあと気温が下がるらしいです。
風が強いと夜露は降りにくくて良いのですが、鏡筒が揺さぶられます。シーイングも前回よりかなり悪い状態でした。夏の熱帯のような好シーイングは終わったようです。
2023年9月18日 横浜市戸塚区
シーイング3/10、透明度3/5
望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、Skywatcher AZ-EQ6GT赤道儀
カメラ:ZWOASI662MC、UV/IRカットフィルター、ニコンEiC16=F36
キャプチャーソフト:FireCapture v2.7.1(Mac)
画像処理:AutoStakkert_3.0.14(Win)スタック、RegiStax(Win)による画像復元、De-rotation(WinJUPOS (Win))後, ステライメージ7(Win)モノクロ化画像を最大エントロピー法、シャープ、LRGB合成、フォトショップ(Mac)、色、レベル調整、スマートシャープ
前回、光軸が狂って困った土星ですが、南中前に撮影したらまあ良好でした。
露出15msec、ゲイン450、約3000枚>30%約900枚、x4セットディローテーション
21時41.6分(JST)
木星は高度が低いところから始まるのでシーイングが悪いのですが、今回は高度45度あたりが最も良くてその後高度が上がってもシーイングは改善されずむしろ悪くなりました。
露出10msec、ゲイン400、約3000枚>30%約900枚、x4セットディローテーション
22時43.5分(JST)
23時34.2分(JST)
24時09.8分(JST)
25時00.0分(JST)
今回は、撮影データを画面内に書きました。これは「月惑星研究会」という海外からも着目される日本の研究会に報告するために必要なデータです。
時刻はUT(世界標準時)です。
またCMとは中央経度のことです。木星や土星はガスが表面に見えているので赤道付近(I)とそれ以外(II)、内部電波源(III)で異なる自転速度の経度です。昔は天文年鑑を見て自分で内挿計算していたのですが、今はWinJUPOSなどで計算してくれます。計算してくれるなら時刻がわかるだけで良いと思うのですが。
ただ文字を入れていくのは手作業なので面倒臭いです。研究会に報告もしていないので継続するかわかりません。