すっかり秋になりました。が、日中は25度以上の夏日です。惑星撮影には寒くないのはありがたいです。しかし夜露はひどかったです。
上空の気流をみると季節風が南に降りてきており高度3000m以上では強風です。ただ地上では無風なので実際のシーイングがどうなのかわかりませんでした。結果、高度45度までは悪シーイング、木星の高度が上がると思いの外、好シーイングでした。ただモニター画面で見る限りは細かく揺らいでおり、画像処理すると細部が見えてきました。
2023年10月16日 横浜市戸塚区
シーイング2-4/10、透明度3/5
望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、Skywatcher AZ-EQ6GT赤道儀
カメラ:ZWOASI662MC、UV/IRカットフィルター、ニコンEiC16=F36
キャプチャーソフト:FireCapture v2.7.1(Mac)
画像処理:AutoStakkert_3.0.14(Win)スタック、RegiStax(Win)による画像復元、De-rotation(WinJUPOS (Win))後, ステライメージ7(Win)モノクロ化画像を最大エントロピー法、シャープ、LRGB合成、フォトショップ(Mac)、色、レベル調整、スマートシャープ
露出15msec、ゲイン450、約3000枚>50%約1500枚、x4セットディローテーション
21時24.6分(JST)
露出10msec、ゲイン420、約3000枚>50%約1500枚、x4セットディローテーション
22時12.7分(JST)
22時44.0分(JST)
南中が近づくと急によく映るようになりました
24時02.4分(JST)
ちょっとどぎつくなったので、弱めの画像復元にしてみました。好みになりますが、今回は強めの方が良かったようです。
24時32.9分(JST)
弱めの画像復元。
上2枚の素材を合わせてDe-rotation処理しました。
24時16.3分(JST)
弱めの画像復元も置いておきます。
なんとこの日はガニメデの掩蔽があったことを後から気がついたのでした。もう少し画角を広く取っていれば写ったはずでしたが。。