naka-maの心言・2

http://naka-ma.tea-nifty.com/butubutu/ 「naka-maの心言」続編です

ハイ・ダイナミックレンジ

今日は天気が良かったので、例によって江の電鎌倉高校前駅で江の電と海を見てきました。
今の太陽はもう真夏と同じで大変明るくて、コントラストが強い写真になります。
そこで今回は段階露光をしてみました。
写真は、上から、合成後、-1EV、0EV、+1EVの写真です。
合成後の写真は、これだけ見れば普通の写真に見えますが、個々の写真と見比べると、ダイナミックレンジ(ラチチュード)が広いのが分かるでしょう。
江の電と海の階調も広いし、車のボンネットを見るとより分かりやすいでしょうか。

このような写真は、HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)と呼ばれて、最近一般写真で使われるようになりました。
特にデジタルカメラはラチチュードの狭い特性があるので、それを補う意味もあって使われだしたようです。
合成は、Photomatix Proという機能限定フリーウエアを使っています。どうも合成時に色調が強調される傾向があるようで、湘南写真がよけいに原色系が強調されたようになっています。
このような写真にはもってこいですね。

階調向上の合成写真は、過去にもありましたが、デジタル写真で合成したのは、天体写真がルーツです。日食の写真を合成したりしてコントラストの激しい対象を階調再現しました。これは、筆者が行ったのが1991年で、おそらく世界的に見ても早い部類だと思います。(エヘン)

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