先週は高校クラス会で熱海に行ったのだが、幹事だったのでなんとなくのんびりした気分にはなれなかった。
今週は絶対のんびりしようと妙に気張っていたのだが、家にいても落ち着かないので、ごろごろしていた長女とともに近所の舞岡公園へ散歩に行った。
何度かこのブログでも紹介したが、舞岡公園は横浜市にある里山を復元した公園である。昔はどこにでもあった横浜市の住宅開発の狭間に当たる土地、いわゆる「谷戸」はしばらく荒れていたが、1990年頃から、荒れ地をもとの田んぼに復元し、解体された藁葺き屋根の家を移設した。
この地に引っ越してきたのも、この環境が、昔、自分が育った横浜の田舎を思い出させるからだ。
だが、子供も大きくなるとなかなか行くことも無くなっている。
耕作された稲は、刈り取られ丁度、脱穀前の乾燥をしていた。
横浜内陸はこのような起伏が多く、大規模な田はあまりなかった。
公園内に水源があるのだろう、池がいくつか散在する。その周囲は雑草が生い茂る。
ネコジャラシ(エノコログサ)の類いだろうか。これを下からこそぎあげると栗のイガのようになるので面白がって、子供が小さい頃見せていた。
古民家は戸塚区品濃町から移設。
以前、日本テレビの「ぶらり途中下車の旅」で紹介されていたが、ジローラモが案内者だったのに違和感。横浜とは思えない風景ということだ。
わら細工。ここはボランティアの方々が運営している。コマ、お手玉などが置いてある。
横浜のモミジやイチョウの紅葉は11月末以降だが、柿の葉が赤くなっていた。
秋の写真だと意識するとどうしても無理矢理紅葉を探してしまう。
刈り取り直前の田んぼもあった。黄色い稲穂が西日に照らされてさらに黄色みが増す。
コスモスは、菜園の中に植えられていた。「秋桜」というだけあってきれいだったが、いろいろ種類があるものだ。秋の夕日に照らされるとさらに映える。
秋の景色は好きなのだが、昔から胸が締め付けられるような気がする季節だ。