90年の歴史
ここは筆者の「心言」置き場なので更新の間隔が空いたりします。といってもその間何も考えていなかったわけではないのですが、最近はぶつぶつ言うのはツイッターだそうで。つぶやきがツイッターで、独り言はブログ、でいいのかどうかわからないですが。
今年2011年は年頭の祈り空しく、三月以降どんよりした重苦しい雰囲気です。それでも5月になって五月晴れを見ると例年よりもさらにそのありがたみが分かる気がします。気温もまだそれほど上がらず、湿度も上々。好きな季節です。
筆者の勤務先は東京都品川区にあります。この周囲は戦災を免れ、古い木造住宅も多く残っていましたが、市街化で徐々にですが古い住居が解体されてきております。
最近も通勤路で朝通るとうまそうな出汁の匂いがしていたそば屋が閉店になっていました。といっても一度も入ったことも無いのですが、たまに老齢のご夫婦が店の準備をしているのを見掛けました。
今週、その閉店になった店が解体されることになりました。そこにあった張り紙をあらためてみますと、「90年のご愛顧、ありがとうございました」とありました。
すると戦後どころか、大正時代から続いた、関東大震災と戦災をくぐり抜けた店ということです。なんでも古ければ良いというわけではありませんが、継続は力なり、とはよく言ったもので、大したものだなあ、と、最近特にそう思います。
看板建築商店という類いの造りで、昭和のころにはあちらこちらで目にしましたが最近はもうほとんど無くなって来てしまいました。
昭和も遠くなりました。
(それにしてもiPhoneのデジカメのくせに良く写るなあ)