先週の不順な天気から一転、今週は熱暑となっています。
こんな熱帯性気候の時は、気流が安定し、シーイングが良くなることが予想されますが、なぜか日中に晴れても、雷雨の恐れがあったりして夜に雲が出ることが多いようです。
今日は、土日に星まつりの夜店(笑)に立った代休として、休暇を取りましたので、夜2時に起きて木星を見ることにしました。
しかし、薄雲が広がり、さらに雲が厚くなってしまい、雲のすき間を通して木星を撮影しても光量不足でまともに撮れませんでした。夜になっても熱帯夜で暑いので部屋に逃げ込んでいましたが、ようやく4時ごろになって、晴れて来ると、昨年のようなゆらぎのないシーイングになってきました。透明度がなかなか良くならなかったのが残念です。
大赤斑からSEBが複雑に入り組みながら太く伸び、昨年とは全く異なります。
撮影日:2011年8月11日
露出時間: 動画約45秒(30フレーム/秒)
撮影場所: 横浜市
望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレン)、ビクセンアトラクス
カメラ: ニコンP4、MOV、ニコン アイピースNAV-10SW+EiC-16
画像処理:コンポジット(約1500枚コンポジット)、ラプラシアンフィルター=Keiths Image Stacker、最大エントロピー法、マルチバンドシャープ=ステライメージ5
シーイング 5-9/10、透明度1-3/5
3時35分(JST)f=39.4mm
4時15分(JST)f=42mm
4時23分(JST)f=47.3mm