初星見2016
2016年早々に星見に誘われ、茨城県北部の花立山の花立自然公園に行きました。
今回は三連休初日ということもあり、比較的気持ちに余裕がありましたが、GPV予報があまり良くなく、特に茨城県北部は一晩中曇りでしたので、自作ポータブル赤道儀とカメラだけでの出撃でした。
結果は幹事さんの日頃の行いなのか、一晩中快晴で、望遠鏡直焦点でみなさんが成果を上げる中、準備は万端にしなくてはならないという後悔を残しました。
それでもニコンD810Aによる初めての出撃結果です。
ともかく広角レンズを試すのに絶好の快晴だったので、冬の大三角を中心に、買ったばかりの24mm/1.8を使いました。しかし露光の途中、前玉が曇ってしまい、コンポジット枚数が稼げませんでした。
撮影日時:2015年1月8日22h24m〜(JST)
撮影地:茨城県花立自然公園
撮影機材:ニコンD810A(FX=フルサイズ)、ニッコール24mm/1.8
撮影データ:ISO1000、180秒露出、絞りF3.2、RAW、2枚スタック、画像調整(Photoshop)、ノートリミング
そこで50mm/1.8に切り替え、同じくオリオン座を狙いました。
このレンズは安価ですが良い写りをします。
撮影日時:2015年1月8日23h21m〜(JST)
撮影機材:ニコンD810A、ニッコール50mm/1.8
撮影データ:ISO1000、120秒露出、絞りF3.2、RAW、19枚スタック、画像調整(Photoshop)、ノートリミング
その中央部、馬頭星雲からM78星雲を等倍トリミング。
ニコンD810Aは3600万画素なので高解像度の威力を垣間見ることができます。
この地は山の中とはいえ今日は遠くの街灯りまでよく見えます。
広角レンズではかなり被ってしまいます。したがって画像処理ではカブリを調整することが困難でした。
夜半を過ぎてアルクテュールスが昇ってきました。折しもカタリナ彗星がV字型の尾を見せています。
撮影日時:2015年1月9日2h32m〜(JST)
撮影機材:ニコンD810A、ニッコール50mm/1.8
撮影データ:ISO1000、180秒露出、絞りF3.2、RAW、3枚スタック、画像調整(Photoshop)、ノートリミング
と言っても分かりにくいのでカタリナ彗星のV字型の尾を等倍トリミング。
今年初めの星見は高条件下で見ることができました。
しかし、望遠鏡直焦点ができなかったことと、直焦点ならD7000改造を使うので、D810Aの能力を活かすにはもっと光害の少ないところで広角レンズを使わないとならず、なかなか難しいことがわかりました。
しかし、機材に言い訳はできませんからタイヘン、かな?