オリオン座写真の再処理
今週末は南関東の天気は悪く、カタリナ彗星とM101の接近は見られませんでした。
先週の写真を再処理してみました。
星仲間の方には天文ガイドや星ナビに入選作品を連発するような方もいます。筆者も同じ機材(ニコンD810A)に「してしまった」ので言い訳ができなくなっています(笑)。
その方が言うには、コンポジット前に一枚一枚の周辺光量、カブリ補正を行い、コンポジット時に全てが決まる、ということです。膨大な作業が必要です。
先週には、コンポジット後ではカブリ補正がしきれず、諦めていた縦位置の素材を、一枚いちまい補正してからコンポジットしてみました。なんとか見られるくらいになりました。
次に、先週出した横位置写真を再処理してみました。
カブリ補正は一枚一枚といっても完全には除去できません。結局コンポジット後の処理を慎重に行うことが重要です。ステライメージのスターシャープやネビュラスムーズフィルタも使ってみました。
オリオン星雲の周辺を拡大してみました。
リゲルの横にある魔女の横顔と呼ばれる青っぽい星雲をはじめ、淡い星雲が写っているのがわかります。
これで総露光時間は38分です。もっとコンポジットしていけばさらにS/Nが上がり、淡い星雲をあぶり出すことができそうです。D810Aの実力を発揮させるのはそれだけ大変なようです。
(2/6追加)
光害を除去することに留意して再処理しました。ちょっと普通と違うやり方ですが強力です。強力すぎて微妙な作業でころっと変わってしまい、苦労します。