三連休初日、日中良い天気でしたのでオープン戦を見に行きました。
夕方になって曇ってしまい、先週の木星画像をいじって見ました。
再掲です。
望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、Skywatcher AZ-EQ6GT赤道儀
カメラ:ZWOASI224MC、(ニコン アイピースNAV-17.5SW+ニコンNSA-L1)=F30
2017年3月11日
シーイング 3/10、透明度3/5
画像処理:AutoStakkert_2.6.6スタック、Lynkeos(Mac)各種強調、復元、フォトショップ
露出10msec.ゲイン398、5000枚>90%約4500枚コンポジット
02時14分50秒(JST)
この日は今シーズンでは良好なシーイングだったようで、関西だけでなく関東でも続々と良い写真が出ています。
自分としてはそれほど良いシーイングとは思えず、スタック後の写真もボケボケだったので強力な画像処理をかけ、なんとか模様をあぶりだしたつもりでしたが、他の方の写真を見て、自然に見えて模様も写っているように処理をいじって見ました。
5000枚>50%約2500枚コンポジット
コンポジット数を少なくして気流の影響の少ない画像を得流ようにしてみましたが、ノイズが乗るのでそれを消すためにかなりぼやけた画像になります。
そこで、各位が最近やっている「De-rotation」、つまり木星の自転を補正して、通常1分程度に抑えている撮影時間を、三回程度にして、3分の間の自転による模様の移動を計算で補正することをやってみました。
これにより通常の三倍のスタック枚数が使えるので、ノイズが出にくくなるため、より強力な画像復元をかけることができます。さらに処理後のノイズが少ないので、ノイズ除去でぼかしをかける量も減ります。
02時14分50秒(JST)+02時16分16秒(JST)+02時17分47秒(JST)
各5000枚>50%約2500枚コンポジット
De-rotation(WinJUPOS)後、Lynkeos(Mac)各種強調、復元、ステライメージ復元、フォトショップ
ノイズが少なくなる効果が大きいことから、スタックする枚数を90%に戻してみました。
02時14分50秒(JST)+02時16分16秒(JST)+02時17分47秒(JST)
各5000枚>90%約4500枚コンポジット
De-rotation(WinJUPOS)後、Lynkeos(Mac)各種強調、復元、ステライメージ復元、フォトショップ
元画像がよくないので限界がありますが、だいぶすっきりしたでしょうか。
筆者としては、このくらいの画像処理の方が好みなので、それを可能にするには自転補正を使うことに効果があることがわかりました。