naka-maの心言・2

http://naka-ma.tea-nifty.com/butubutu/ 「naka-maの心言」続編です

写真の評価(2000)

写真の評価

このコーナーでは一月近くご無沙汰になってしまいました。

多忙であったという言い訳になりますが、自分の性格からして忙しい方が独り言が多くなるのでネタも増えるのですが;)、精神的に参っているとどうも思考が停止してしまうようです。体の方はこう見えても自信があるのですが、米国出張以降どうも体が重いです。連休では相も変わらず関西方面へ行って来ました。奈良は28度くらいあったようで、非常に暑かったです。これについてはまた。

さて、自分の写真を人からどう見られるか、誰でも気になるところでしょうが、客観的な技術論はまだしも、主観的な評価は人それぞれでそれが正しいとも思えないし、被写体にまで言及されたときには余計なお世話と思ってしまいます。写真がうまくなるには素直さも必要なのでしょうが、かといって自分を否定してまで人に気に入ってもらう必要は少なくともアマチュアにはないのです。このHPのなかで「月例会」をやっているのですが、どうしても主観に踏み込まざるを得ません。でも極力違う考えを提示するに留めています。また、言われたからと言ってそれが正しいと思わずに、自分の考えで反論して欲しいものです。その上で「ああ、こんな考え方もあるのだな」ということからさらに柔軟な思考が出来るようになると思うのです。商売ともなればそうはいかないわけですが。
ところがアマチュアでもそうはいかないのがコンテストで、コンテストの趣旨や、選者の嗜好まで考えないと、それでなくても運が付きまといますが、なかなか入選しません。そこまで媚びを売りたくねえや、とコンテスト嫌いなのですが、自分の好きな作家が選者だったりすると、ミーハー的に応募したりしてはがっかりします。今まで片手で数えるくらいしかないのですが、入選しても佳作止まりがほとんどです。
そんな僕ですが今年はじめに保険のお姉ちゃん(自分より年下だからおばちゃんとは言いたくない)から写真出してみないか勧められたのが、明治生命のコンテストでした。テーマは「幸せの瞬間」。どうせやらせ写真が選ばれるとわかっていたのですが、それでも出そうかという気になったのは、入選作がテレビコマーシャルに使われるからでした。しかもBGMに元オフコース小田和正「言葉に出来ない」が使われるとか。恥ずかしながら昔からのファンであった僕はそれだけでミーハー的気分になってしまうのでした。で、すっかり忘れていましたがとうに入賞作は発表されていて僕のはだめでした。でも昨日保険のお姉ちゃんから電話があって、佳作に入選しました、とのことで、僅かながら賞金もいただきました(図書500円券)。
この写真は佐野の方のリンゴ園で、数年前に長女の小さい頃、会社のY氏家族と旅行に行ったときの物で、写真は日付入りというおよそコンテストには不向きの写真です。でも家族写真としては大事な写真で、表情も良く撮れたと思い年賀状にも使った物でした。技術的には内蔵ストロボなのでその影が気になりますが、バランスシンクロのお陰で良い露出だったと思っています。空が青空であったらもっと良かったのですが。でもこういう写真は内輪で留めておくのが良さそうですね。ここは内輪だと思っていますが。

果たして皆さんは写真をどう評価しますか?(これは写真に限ったことではありませんが)



2000年5月10日