113系という電車は、1963年から製造された「近郊型」ですが、一般的には東海道線「湘南電車」として知られています。東京口の113系は横須賀線が全廃されたあとも、東海道線であいかわらず活躍していましたが、ついに昨日17日に全廃されました。113系そのものはまだ無くなった訳ではないのですが、近場で見る事も無くなるとひとつの時代が終わったような気がします。
子供の頃から電車に乗ってどこかへ行くには113系ばかりでした。会社への通勤も113系でしたが、徐々に新型の211系や217系のステンレス車に置き換わって行きました。
この写真は1,2年前のものですが、鉄道ファンにとっても113系や103系は数が多すぎてわざわざ撮影する電車ではありませんでした。しかし、茶色の旧型国電が晩年人気が出たように、113系もそうなるのでしょうか。昨日は最終の113系を惜しむ人が多く押しかけたようです。自分の通勤を支えてくれたという思いもあるでしょうが、当たり前の風景が消えて行くのは無常を感じます。
