先週末、数年ぶりに星仲間と星見で茨城県北部の花立山の花立自然公園に行きました。
幹事さんの行いなのか、梅雨真っ只中の束の間の晴れ間、これが本来の五月晴れ、になって夏の天の川もよく見える星見となりました。
Unistellar、ニコンが協業したデジタル天体望遠鏡「eVscope 2」を持ち込んだメンバーがいて、インターバル撮影中に色々自動導入してもらいました。以前、品川の街中で見せてもらったことがありますが、空の暗い場所では初めてです。
「回転花火銀河」M101を導入してもらいました。電視操作中のタブレット画面のコピーです。
数秒露出(経緯台なので)を繰り返してスタックして9分露光したものです。それを画像処理して見せているわけですが、この画像処理技術が肝なのでしょう。なお望遠鏡横についたアイピースでもこの画像が見えます。
視野全部を保存することもできます。
黄色い矢印の先にある星は超新星2023ixfで5月19日、日本人の方が発見した超新星です。まだまだ明るいですね。
子持ち銀河M51です。大口径ドブソニアン望遠鏡でも見ましたが、光が蓄積できるデジタル望遠鏡の方が腕が良く見えます。初心者がこれを見ると、眼視ではよく見えないとなるわけですね。。なんだか複雑な気分ですが。
しかしバックグラウンドにノイズが見えず、腕の詳細も見えてくるこの画像処理は、瞬時に処理が行われていることも含めて、すごい技術です。
芝生から見た南の空は夏の天の川がよく見えました。
NikonZfc+NIKKORZ14-30mm/4、F4、絞り優先オート、ISOオート(12000)
17秒間隔インターバル撮影、500枚合成
以前、レンズプロファイル自動適用のこのレンズで比較明合成するとモアレ縞が出ると書きましたが、良い解決方法を教えてもらいました。以下の記事をご参照ください。
Sequatorにて10枚星固定合成
北アメリカ星雲も撮影しました。なんとDX(APS-C)クロップで撮ってしまい残念です。
ニコンD810A+シグマ135mm/1.8Art
高橋90S赤道儀(K-ASTEC2軸モーター改造、MTS-3)
180秒、F2.5、ISO1600
フォトショップでAIノイズ処理
一枚でもノイズが消えた?
一応真面目にスタックしました。このレンズはDXだとフラット補正がなくても大丈夫ですね。
180秒x20枚、F2.5、ISO1600
D.S.S.(Win)でスタック、フラット、バイアス補正処理
帰りに袋田の滝によってきました。梅雨なので水量が多い。
ざるそばと鮎の塩焼きを食べて帰りました。