naka-maの心言・2

http://naka-ma.tea-nifty.com/butubutu/ 「naka-maの心言」続編です

月と土星木星シーズン初撮影 2023年7月25日


関東地方は暑いです。全て暑さのせいにしたいくらいですが、ここ1ヶ月、色々ブログネタになることもあったのですが書きませんでした。

先週あたり明け方に見え出した惑星の写真がネットにも上がっていてシーイングも良いというのですが局地雷雨の恐れもあり様子見していました。週末に関東は梅雨明けして安定してきたので今シーズン初めて天体望遠鏡を出しました。

 

夕方は風が強いものの月齢6の月が見えていました。

惑星撮影の要領で多数枚スタックし、フォトショップでシャープネス調整しました。

この手法は現在試行中なのですが、惑星同様シーイングの割によく写るようです。

 

16cmニュートン反射望遠鏡(タカハシMT160+コレクター)f=1330mm直接焦点

NikonZfc(1/500秒、ISO400)132枚撮影、50%スタック

2023年7月24日 18時56分47秒〜57分25秒

20230724moon_lapl5_ap6p

20230724moon_lapl5_ap6p



暑さの中でしたがまあまあ写ったでしょうか。

望遠鏡を28cmセレストロンC11に交換して、夜中の3時に起きて土星木星撮影です。

ところが風が弱くなったためか、夜露がひどくて何から何までびしょびしょでした。天体望遠鏡もキャップをしていたにもかかわらず撮影準備中に補正板に結露して真っ白です。ドライヤーでは歯が立たず布で軽く拭く程度で撮影したためか、どれも光量不足でゲインを上げた結果ノイズまみれでした。

2023年7月25日 横浜市戸塚区
シーイング?/10、透明度3/5

望遠鏡: セレストロンC11(28cmシュミットカセグレンF10)、Skywatcher AZ-EQ6GT赤道儀
カメラ:ZWOASI662MC、UV/IRカットフィルター、ニコンEiC16=F34
キャプチャーソフト:FireCapture v2.7.1(Mac
画像処理:AutoStakkert_3.0.14(Win)スタック、RegiStax(Win)による画像復元、De-rotation(WinJUPOS (Win))後、 ステライメージ7(Win)モノクロ化画像を最大エントロピー法、シャープ、LRGB合成、フォトショップMac)、色、トーン調整

土星

露出30msec、ゲイン450、約5000枚>75%約3500枚、x3セットディローテーション

03時19.6分(JST)

2023-07-24-1819_6-MN-RGB-Sat_lapl5_ap6rw-lrgb

2023-07-24-1819_6-MN-RGB-Sat

木星

露出10msec、ゲイン450、約5000枚>75%約3500枚、x3セットディローテーション

03時36.9分(JST)

2023-07-24-1836_9-MN-RGB-Jup_lapl5_ap11rw-lrgb

2023-07-24-1836_9-MN-RGB-Jup

03時49.9分(JST)

2023-07-24-1849_9-MN-RGB-Jup_lapl5_ap12rw-lrgb

2023-07-24-1849_9-MN-RGB-Jup

03時55.2分(JST)

2023-07-24-1855_2-MN-RGB-Jup_lapl5_ap12r-lrgb

2023-07-24-1855_2-MN-RGB-Jup

結露が問題なのか、シーイングが悪かったのか、残念な画像ですが初撮影なので出しておきます。

今年は原点に戻ってカラーカメラの撮影にしようと思い、最新のZWOASI662MCを新調しました。撮影効率の向上が目的ですが、撮影結果が今回は思わしくなく、色も出せないので、これが結露に関わるものなのか、これから確認していくことになりそうです。